空で会いましょう

空を飛ぶ仲間(2007年6月16日撮影)

2012年05月21日

技能証明を受け取りに


まず、かの国から免許が送られてくるのに、心配になるほど月日が流れ、
さらに外国免許からの書き換えにも思いのほか時間がかかった。

というわけで、忘れたころの知らせ。
免許(技能証明)ができたから取りに来いと航空局さま。

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仕事があるので、都合がつく平日を選んで取りに行くことにした。
この日は日食か何かだったか。

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わざわざ九段下の庁舎へ乗り込む。

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省エネらしい。

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なにかと薄暗い。

受領のサインだか印鑑だか忘れたが、ものの数十秒で手続き終わり。
多額の費用とツライ訓練と長い年月と簡単な手続きの結果、
受け取ることができたのがこちら。

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自家用操縦士技能証明。
飛行機って書いてある。
これで2枚目。

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ん、紙じゃん。
(前もそうだったけど)

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ミシン目から切り取るのも、おのれでやれと。
ラミネート加工も自分でやれと。

機械持ってないから東急ハンズで。
「ぜぇったい失敗しないでくださいね」
「ひぃぃぃぃ」
係のお兄さんにプレッシャーをかけてラミネート加工してもらった。

めでたしめでたし。
これで、あとは飛行クラブで慣熟して国内の空を飛ぶのだ。
そして家族4人でフライトを楽しむのだ。

 
 


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2010年11月07日

(15) ジャカルタ脱出!


寝入ってしまうわけにはいかない。
自分の身を守れるのは自分だけ。
荷物を持ち去られたらさらに厳しい状況に追い込まれる。
すでに、飲み物を一本買ったらもう本当に一文無しになるくらいなのだ。

というわけで、まんじりともせず、朝を待つ。

目の前にあるモニターには欠航の文字が容赦なく並ぶ。

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そのなかでも、朝早くシンガポールに向かう便がまだ生き残っている。
これに乗ってシンガポールに脱出すれば日本行きにも乗りやすいだろう。
一日遅れであれば吸収できる。
さいわい、まだ仕事に穴はあかない。

4時ころだったか、カウンターが開いた。
まずはLCCのライオン航空窓口へ。
「飛ぶ?」
「飛ぶ」
「席ある?」
「ない」

ちっ。

並びのガルーダ航空カウンターへ。

「飛ぶ?」
「飛ぶ」
「席ある?」
「ある」
「乗る乗る!」

クレジットカードで支払い。
1万円くらいだっけ。

これで何とかなりそうだ。

ジャカルタに何日も足止めを食ったら、それはそれで楽しいけれど仕事はどうなるか…。
(実際には翌日くらいから運航再開となったらしいが、そんなこと予想できない)


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荷物を預けて保安検査と出国審査を受け、まだ薄暗いターミナルを進む。
本当にこっちで合っているんだろうな。
これで乗り損ねたら目も当てられぬ。

野良wifiを捕まえ、買ったばかりのiPod Touchで東京の「Mさん」にメールを打つ。
「Mさん」は航空会社の人。

「これからガルーダでシンガポールに脱出することになりました」
「おまかせください」

私のチケットは特典航空券、要するにタダ券だったため経路の変更ができない。
シンガポールから帰国することは本来できない。
でも相手は火山の噴煙だ、非常事態だ。

搭乗時刻になったころ、返信が届いた。

「シンガポール発羽田行き○○便が取れました。お気を付けて」

涙が出るほど感激した。
「Mさん」は、予約センターの上の人に直接連絡を入れて私を救ってくれたのだ。
非常事態の奥の手、自分一人では解決できなかったことだ。
Mさん、ほんとうにありがとう!

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シンガポール行きの737に乗り込む。

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新車のにおいがする機体。
シートに収まると、緊張が解けていくのがわかった。

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ようやくジャカルタを出発できる。
でも離陸するまでは安心できない。
 
 
 
…とはいってもやはり無事に離陸、機体は雲の上に出た。

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久しぶりの食事がおいしかった。
ホッとして、睡魔に包まれた。
でもシンガポールまでは短いフライト。

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やがて到着。

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ターミナルも開放的。

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なんだかハッピーな雰囲気。

ところで羽田行きは夜の出発。
でも今は朝でチェックインをやっていない。
インフォメーションで航空会社の人に電話をつないでもらって相談。
「ジャカルタが火山の噴火で閉鎖され、シンガポールに逃げてきた。ラウンジでシャワーを浴びたいからチェックインさせて」
これくらいの英語ならできる。

VIPカウンターへ行くように促され、その通りにした。

チェックインをすませ、着替えなどを持って保安検査を通過。
待望のラウンジへ。
昨夜は汗まみれだったわけでなにかと不快だ。

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ラウンジのお姉さんにシャワーを浴びたいと伝えたら、ふかふかのバスタオルを貸してくれた。
シャワーでリフレッシュ、極楽とはまさにこのこと。

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まずは無料のビールで祝杯をあげつつ、「Mさん」に改めてお礼と報告のメール。

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薄暗いマッサージチェアを一つ占拠させてもらう。
ベッドのようにリクライニングする。

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腹ごしらえをする。
おいら、お得意様だから全部無料。
一年だけだったが、マイル修行をやって本当によかった!
今回のラウンジ利用1件でその価値を思い知った。

あとは昨夜眠れなかった分を取り戻すかのように眠る。
初めてのシンガポールだが、観光に出かけるような元気はない。

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そして、羽田行きのフライトへ。
本当はジャカルタ発成田行きだったのが、シンガポール発羽田行きになった。
羽田着、帰宅も便利といううれしい副作用。

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機内でも食事。
胃に優しいおかゆ風のものをいただいた。
あとは静かに目を閉じたり映画を見たりして過ごした。

できたばかりの羽田空港国際線ターミナルへ到着、
到着口ではなぜか仲間が待っていてくれて、自宅まで車で送ってくれた。

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長い旅が終わった。
さぁ、仕事だ!


(ジャカルタ編 完)

 
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2010年11月06日

(14-2) さらばジャカルタ…?


訓練・試験を無事に終えたことだし、夜のフライトまで市内を散策することに。

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土産も物色する。

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メシも食う。
パダン料理などを味わおう。
前評判通りたいへんおいしかった。

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インドネシアの滞在は楽しいことばかりだった。
名残を惜しむ。

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食堂を出て、暑い中を歩く。

インドネシア通の人が、サテ・カンビンを食べてこいと言っていた。
ヤギの串焼きらしい。

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それらしい店を見つけて入る。
露店なのがまた雰囲気たっぷり。

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食欲をそそるよい香り。

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おいしかった。
一部半生のようなものもあって、そこは警戒して避けたけれど。
ここまで無事だったのに、最後の最後に腹をこわしては何にもならない。

現地通貨のルピアを上手に使い切り、ホテルへ戻ってシャワーを浴びて身支度する。
夕方にピックアップしてもらい、空港へ行くという予定になっている。



部屋でネットを覗いていて動きが止まる。

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おぉ、何てことだ神様。
オイラが乗る予定の飛行機が引き返してしまったよ。
折り返しの成田行きは欠航。
…帰れないじゃないか。

数日前から、インドネシアの「ムラピ火山」が噴火していたのは知っていた。
周辺では犠牲者も出て、連日テレビでは惨状が伝えられていた。
でもジャカルタ周辺は火山灰の影響も特になく、
この事態は想定していなかったのだ。

あわてて航空会社のジャカルタ支店に電話。
インドネシア語の案内テープが聞こえてきて絶望。

東京にいる、当該航空会社の関係者「Mさん」に連絡をとる。
「早く空港に行った方がいいでしょうね」

予定を早めてピックアップしてもらい、空港へ向かった。

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なるほど、多くの便が欠航していた。
カウンターに行くと、現地職員が暇をもてあましている。
見通しを聞いても何も分からないという。
このありさまでは、他便への振り替えも行っていないらしい。

一方、LCCカウンター前では大騒ぎになっていた。

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桑田佳祐によく似た男が中心となって、
群衆が大声で喚いては航空会社スタッフを吊し上げている。
暴動寸前、LCC恐るべし。
スタッフを恫喝したところで飛行機が飛ぶわけではないのに。
ということは、宿泊の補償とか要するにそういうことを求めているのか。

大多数の旅客便が欠航を決める一方、
なぜか仁川行きの大韓航空は出発予定ということで長蛇の列。
私も並んでみたがよく分からない理由で乗ることはできなかった。
仁川片道8万円だっけ、高いけれど、乗れるのなら乗りたかった。

財布のなかには飲み物を一本買える程度の通貨ルピアとクレジットカード。
空港内にある、クレジットカードで通貨ルピアを引き出せるATMは休止、
両替店もシャッターを閉めている。
空港内のホテルは満室、タクシーに乗って市内へも帰れない。

万事休す。

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ごった返していたチェックインフロアもだんだん人がまばらになり、
照明も消え始めた。

空いていたベンチに陣取り、
スーツケースに足を乗せて守りつつ、朝を待つことにした。
隣にはどこの人だか分からない男女が休んでいる。
やはり同様に足止めを食ったのだろうか。

空調は半端、じっとりと汗もにじむ。

脳裏をよぎるのは、
ヨーロッパなどの火山噴火で一週間単位での足止めといった事例。
仕事に穴をあけるわけにはいかない。

さぁて、私は無事に日本へ帰れるのだろうか。
 
 
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(14-1) 実地試験で大ピンチ

※ 最終日(第14日)は、前編と後編に分けて書きます

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一連の日程もしめくくり、当地最後の朝を迎えた。

訓練のあとは試験を受ける。
航空局の試験官がやってきて、色々問答したり、隣に座って操縦をチェックする。
これに合格すれば、晴れてお免状をいただけるというわけだ。

日本で動力滑空機の実地試験を受けたときの緊張を思い出す。
冷や汗だか脂汗だかにまみれ、必死で合格をつかみ取った。
さて、ここは異国の地。
どうなるだろうか。

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早起きにもすっかり慣れ、しっかり腹ごしらえ。

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ホテルを出て、朝一番に空港へ。
すると訓練校の代表が登場して衝撃のひと言を私に浴びせた。
「きょうの試験はできなくなった」

ワッツ?
おいら今夜の飛行機で帰るんだけど。

「オバマ大統領がジャカルタを訪問するにあたり、先遣隊が来て空港が閉鎖された」

ちょっと待って、それすっごく困るんですけど。

「交渉してみる。待ってて」

って、交渉できるんかい?!
相手は泣く子も黙るアメリカ合衆国じゃないのかい?

「よかった、試験できる」

…もうわけがわからないよ。
で、試験官登場。
エプロンで会って立ち話をしたこともあるイムロン機長だった。

彼はエアアジアのA320キャプテンで、
政府のVIP機を操縦することもあるという知られた人物らしい。
そんな彼が試験官も務める。
兼業に制限のないインドネシアらしい現象と言えるだろう。

ともあれ、顔見知りでよかった。

色々やり取りあって、フライトへ。
駐機場へ出て衝撃。
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…飛行機いないじゃん。
いつもは小型機がひしめくエリアが一掃されている。

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遠くには米軍の輸送機が見える。
なるほど、あれで大統領の専用車などが運ばれてきたというわけか。

で、我々の小型機は滑走路を挟んで反対側にあるという。
そこまで車に乗って移動し、いざ出発。

あれこれ空中操作やNAVやらタッチアンドゴーやら、
さらには試験官が無線で何やらつぶやいたかと思ったらエンジンを絞った。
不時着のデモンストレーションだ。
何とかひととおりこなして帰投。

「おめでとう、合格です」

よかった、感動よりも安心というか開放感に包まれた。
尾輪式で鍛えた動力滑空機の免許持ちのはしくれとしては、
より簡単な飛行機の試験でしくじるわけには参りませぬ。
あぁよかった、これで家族一緒にフライトできる。
(動力滑空機は定員2なのです)

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教官も一緒に写真に収まって、一連のフライトはおしまい。

事務所で色々書類をやっつけて、ハリム空港をあとにした。
さよならハリム、また来たいな。

(後編へつづく)


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2010年11月05日

(13) 訓練もクライマックス


そろそろ訓練の日程も終わりに近づいた。

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ハリム空港にいたセスナ・キャラバンの操縦席に座らせてもらった。

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ピッカピカじゃのう。

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相変わらず単独で訓練しております。
そろそろ実地試験も近いわけで。

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いつものチルボン。

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空港の敷地にあるマンゴーを収穫。

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リラックスできるのはありがたい。

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せっせとお稽古。

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教官は怖い顔。
そんなことより、訓練機に同乗しているのは誰だ?!
ジャカルタまで出かけるという管制官氏、らしい。
職務上の立場を悪用しているのではないか?

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そしてご飯はおいしい。そして安い。

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ハリム空港の食堂で働く女の子たち。
まだ若く、初々しい。




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2010年11月04日

(12) TWR訪問


毎日訓練である。
楽しいから苦にならない。

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朝ご飯もしっかりいただいて出かける。

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チルボンにてタッチアンドゴーをひたすら。

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ヒマですからね。

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写真を撮りながらという不真面目な訓練生。

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ソロですが、右手を伸ばして。

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旋回の目印にしていた建物。

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最初は管制官が何を言っているか分からなかったけれど、すっかりインドネシア英語にも慣れて。

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トラフィックが混んで港で待たされても平気。

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管制塔から「そろそろ休んだら?」の声。
何て親切な管制!
ということで、訓練一段落。

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タワーを訪ねた。
意外に広い。
それより何より、このフロアまで何のセキュリティ対策も行われていなかった点に驚愕。
定期便はないけれど、一応、タワー空港だったよな。

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タワー業務の管制官。
スタンドマイクに向かい、足もとのPTTを踏んで喋る。
しかもサンダル履き。
南国だから?

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一応、どの機体がどこにいるかは把握しているらしい。
(当たり前か)

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このスイッチは、サイレンを鳴らすためのもの。
サイレンは、滑走路を横断する住民に「飛行機が来るぞ!」と知らせるためのもの。

何もかもが驚きに満ちている。

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というわけで、ハリムに戻って参りました。
あぁ楽しかった!

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2010年11月03日

(11) おでかけも

インドネシアでは、訓練生の若者たちが人なつっこかった。
 
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ランディ。


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こちらは若い教官。
フライト中も冗談しか言わない。
だいじょうぶかそれで。


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チルボンには訓練校があり、小型機が飛び回る。


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ハリムに帰るとボンバルディアがいた。



で、訓練のあとに時間ができたので街へ出ることにした。
普段は宿舎と空港の往復だから実にストイックな日々なのだ。


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絵はがきを買いに。
ジャカルタから、日本にいる関係者に出してやろう。
売り場のお姉さんは愛想もよくて明るい。


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カフェでのんびり。
キウィのドリンク。
冷たいものがおいしい。


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若者が多い、活気あふれる街だ。


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外へ出るとどしゃ降り。


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タクシーを待つには行列にjoin。


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バスは超満員。
って、どうなってるのこれ。


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戦利品。
旅先で音楽CDを買うのが楽しみのひとつ。
歌手名もタイトルももちろん歌詞も分からないけれど、やめられない。


外出はたのしい。
ふらふらと、あてなく歩くのが好きだ。
数える程しか外出のチャンスはなかったけれど。
 
 
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2010年11月02日

(10) インドネシアの女性たち

インドネシアには、笑顔が素敵な女性がたくさんいる。



航空身体検査を受けた病院にいた医師のマリアさん。



ibis slipi Jakarta にいたEmielさん。
彼女は日本語が少しできて、恥ずかしそうに一生懸命挨拶をしてくれた。



さて、訓練の話。

離陸前、滑走路手前で待機していると…



インドネシア空軍(?)のF27がタッチアンドゴー。
通過して管制塔から許可が出たら、
追いつかれないようにさっさと滑走路に入って離陸してしまいましょう。

朝早くから訓練をしていると腹も減る。
さぁ、チルボンで昼食を。



連れて行かれたのは、空港のすぐ近所にある食堂。



何という料理か知らないが、うまい。
ライスにスパイシーなソースがかかっていて、
チキンもパリッと香ばしくてうまい。

これ、何という食べ物だろう。
一緒に行った人は「ブワ」とか何とか言っていたが、よくわからない。
また食べたいが、チャンスはあるだろうか。

店で働いていたのは若い女の子。



働き者だ。
エプロンでも着ければ服も汚れずに済むのに。

…訓練の話に変えたつもりが、結局女性の話で終わる。
それにしても、インドネシアのメシ、どれもうまかったなぁ。

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2010年11月01日

(09) 空港内に競技場?



夜明けとともに起きて、朝食を済ませる。
この生活リズム、慣れれば快適だ。
近くのモスクから聞こえてくる声も、耳になじんで心地よい。



せっせと、チルボンへ通う。



手前の二人は、チルボンのCakrabhuwana空港で手伝ってくれるスタッフ。



彼はなぜか韓国の郵便局の制服を着ている。
この服はいったいどんな経路でチルボンにやってきたのだろう。

よく見ると、ファン・ジングクという名前が刺繍されている。
「あなたの名前はファン・ジングクですね」と言うと
「ファン・ジングク、ファン・ジングク、わははは」と喜んでいた。



休憩時間になり、空港の外へぶらぶら散歩。
それにしても立派な門だ。




いずれも、空港の看板。
立派な方には、全く読めない文字がある。
どんな言語なのだろう。
誰に聞いてもわからない。
…なぜだ。



そして、門のすぐ内側、空港の敷地内になぜかミニサッカー場(?)が。
なぜ? そして、誰のために?



帰り支度中、ファン・ジングク氏が何か押し込んでいる。
聞けば「買った果物だ」という。

…訓練機で貨物輸送。
訓練費用から運賃を差し引いてくれないかな。



ハリムにある飛行訓練校の訓練生、Riski Arif(左)とAndo Ferdian(右)。
仲良くなって写真を撮った。
人なつっこくていい奴らだが、写真に写るときは眉間にしわを寄せる。
それがインドネシアの青年の間ではカッコイイとされているのだろうか。

フェイスブックやってないのか、と熱心に聞かれる。
インドネシアでは大流行しているらしい。

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2010年10月31日

(08) 日々の暮らし



ホテルから空港へ向かう高速道路、左手に見えるモニュメント。
相当目立つ。



ハリム空港ターミナルビルの外廊下。
薄暗く、がらんとしている。
左が訓練校の事務所、右手には食堂や店舗が並び、その向こうは駐車場だ。



左のRifki教官は若くて熱心な人物。
年齢はまだ30くらいじゃなかったかな。
農薬散布の飛行機を飛ばしたり、教官をやったりして飛行経験を積み、
エアラインパイロットを目指しているのだと話していた。



都営バスのお古。
窓が開いているのがわかるだろうか。
エアコンを外して運行しているのだとか。
エアコンは運賃の高い高級バスにしかついていないという。
…わざわざ外さなくても、と思うのだ。



有名な乳酸菌飲料を見つけて買い求めた。
日本と同じ味。
こちらに工場があるらしい。



ホテルの外が騒がしいので窓から見下ろすと、
すぐ裏手の道を、楽隊や着ぐるみや子供たちやらがぞろぞろと歩いていた。
とても楽しそうで、ついて行ってみたくなったがやめた。



個人差はあるだろうけれど、毎日たくさん汗をかく。
肌着、シャツ、ズボン、下着、ハンドタオル…。
1日おきくらいのリズムで洗濯物をランドリーサービスに出す。
このような袋に伝票とともに入れて部屋に残してでかければ、
夕方にはきれいに仕上がっているという具合。
仕事は丁寧ですばらしかった。

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