空で会いましょう

空を飛ぶ仲間(2007年6月16日撮影)

2010年11月02日

(10) インドネシアの女性たち

インドネシアには、笑顔が素敵な女性がたくさんいる。



航空身体検査を受けた病院にいた医師のマリアさん。



ibis slipi Jakarta にいたEmielさん。
彼女は日本語が少しできて、恥ずかしそうに一生懸命挨拶をしてくれた。



さて、訓練の話。

離陸前、滑走路手前で待機していると…



インドネシア空軍(?)のF27がタッチアンドゴー。
通過して管制塔から許可が出たら、
追いつかれないようにさっさと滑走路に入って離陸してしまいましょう。

朝早くから訓練をしていると腹も減る。
さぁ、チルボンで昼食を。



連れて行かれたのは、空港のすぐ近所にある食堂。



何という料理か知らないが、うまい。
ライスにスパイシーなソースがかかっていて、
チキンもパリッと香ばしくてうまい。

これ、何という食べ物だろう。
一緒に行った人は「ブワ」とか何とか言っていたが、よくわからない。
また食べたいが、チャンスはあるだろうか。

店で働いていたのは若い女の子。



働き者だ。
エプロンでも着ければ服も汚れずに済むのに。

…訓練の話に変えたつもりが、結局女性の話で終わる。
それにしても、インドネシアのメシ、どれもうまかったなぁ。

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2010年11月01日

(09) 空港内に競技場?



夜明けとともに起きて、朝食を済ませる。
この生活リズム、慣れれば快適だ。
近くのモスクから聞こえてくる声も、耳になじんで心地よい。



せっせと、チルボンへ通う。



手前の二人は、チルボンのCakrabhuwana空港で手伝ってくれるスタッフ。



彼はなぜか韓国の郵便局の制服を着ている。
この服はいったいどんな経路でチルボンにやってきたのだろう。

よく見ると、ファン・ジングクという名前が刺繍されている。
「あなたの名前はファン・ジングクですね」と言うと
「ファン・ジングク、ファン・ジングク、わははは」と喜んでいた。



休憩時間になり、空港の外へぶらぶら散歩。
それにしても立派な門だ。




いずれも、空港の看板。
立派な方には、全く読めない文字がある。
どんな言語なのだろう。
誰に聞いてもわからない。
…なぜだ。



そして、門のすぐ内側、空港の敷地内になぜかミニサッカー場(?)が。
なぜ? そして、誰のために?



帰り支度中、ファン・ジングク氏が何か押し込んでいる。
聞けば「買った果物だ」という。

…訓練機で貨物輸送。
訓練費用から運賃を差し引いてくれないかな。



ハリムにある飛行訓練校の訓練生、Riski Arif(左)とAndo Ferdian(右)。
仲良くなって写真を撮った。
人なつっこくていい奴らだが、写真に写るときは眉間にしわを寄せる。
それがインドネシアの青年の間ではカッコイイとされているのだろうか。

フェイスブックやってないのか、と熱心に聞かれる。
インドネシアでは大流行しているらしい。

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2010年10月31日

(08) 日々の暮らし



ホテルから空港へ向かう高速道路、左手に見えるモニュメント。
相当目立つ。



ハリム空港ターミナルビルの外廊下。
薄暗く、がらんとしている。
左が訓練校の事務所、右手には食堂や店舗が並び、その向こうは駐車場だ。



左のRifki教官は若くて熱心な人物。
年齢はまだ30くらいじゃなかったかな。
農薬散布の飛行機を飛ばしたり、教官をやったりして飛行経験を積み、
エアラインパイロットを目指しているのだと話していた。



都営バスのお古。
窓が開いているのがわかるだろうか。
エアコンを外して運行しているのだとか。
エアコンは運賃の高い高級バスにしかついていないという。
…わざわざ外さなくても、と思うのだ。



有名な乳酸菌飲料を見つけて買い求めた。
日本と同じ味。
こちらに工場があるらしい。



ホテルの外が騒がしいので窓から見下ろすと、
すぐ裏手の道を、楽隊や着ぐるみや子供たちやらがぞろぞろと歩いていた。
とても楽しそうで、ついて行ってみたくなったがやめた。



個人差はあるだろうけれど、毎日たくさん汗をかく。
肌着、シャツ、ズボン、下着、ハンドタオル…。
1日おきくらいのリズムで洗濯物をランドリーサービスに出す。
このような袋に伝票とともに入れて部屋に残してでかければ、
夕方にはきれいに仕上がっているという具合。
仕事は丁寧ですばらしかった。

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2010年10月30日

(07) ホテル付近を散策



駐機場など、制限区域に入るためのパス。
TAMUとは「お客さん」の意味らしい。

緑の紙を、暇そうな警備員に渡してゲートを通る。
用紙には一人20000ルピア、と書いてある。
駐機場に入るのに、だいたい200円ということか。
…なんで有料なんだ??



バリ出身のマディ教官は大柄だ。



故障が多いPK-SUY。
塗装はきれいなのにね。
フラップもDGも不調だ。
ランナップのあと、教官が「やめた方がいい」という始末。
でも現役なのだ。
いつか何かが起こったりはしまいか。



ターミナルの外廊下にある食堂。
どんな組み合わせにしようか迷う。



カレーチックにした。
ごろんと横たわるのは、煮込んだ牛すじ。
美味であった。

早々と訓練が終わり、ホテルに戻って荷物を置いて外出。
雑踏を楽しむことにした。



いつも、ホテルと空港の往き来に終始してしまうので、
せっかくだから街の様子を知りたいと強い欲求が生まれるのだ。



これは近所のコンビニみたいな店。
何でもある。
飲料と、事務所への差し入れにと菓子を少々購入した。
物価が安いのでうれしい。



ホテルの部屋にはスリッパがないので持参する必要があるのだが、
持参した使い切りのスリッパが限界に近づいたので、
露店で、丈夫そうな黒ゴム一体型のサンダルを購入、150円。
これなら帰国してからも自宅の玄関において使えそうだ、と踏んだ。



交通量の多い道の真ん中でタイヤ交換である。
こういうことするから渋滞がひどくなるのでは?

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2010年10月29日

(06) 雨は降る降る



ジャカルタの、夜明けぜよ!



朝飯ぜよ!
しっかり食べないと訓練にならんぜよ!



雨ぜよ!
毎日雷雨ぜよ!
この日は夕方を待たずに降り始めたぜよ!



夜間飛行から帰ってきた訓練機ぜよ!



晩飯は Buntut Kalio という料理ぜよ!
辛くてうまいぜよ!

今回の記事は手抜きぜよ!
この口調も飽きたぜよ!

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2010年10月28日

(05) ハリム空港内を散策



ホテルのロビーで天井を見上げる。
今朝も早起きして空港へ。



飛行前点検をご一緒に。



元軍人の教官。
奥さんが4人いるとか。
自宅からバイクを飛ばして空港へやってきては訓練で毎日10時間近く飛んでいる。
年齢は今度聞いてみよう。



着陸は難しいですね。
少しずつ慣れてきたけれど。



ある日のNAV訓練で訪れた、港町・チルボンにある、プンガン(PENGGUNG)空港(WICD/CBN)。
チャクラ・ブワナ(Cakra=矢、Bhuwana=世界、という意味だとか)が正式名称らしく、
管制機関は「チャクラ」と呼び出して交信する。
1200mの滑走路(04/22)を備えた、訓練用の飛行場だ。
Elev. 89ft



恐ろしいことに、近所の住民が滑走路を横切る。
そのため、飛行機が着陸態勢に入るといちいちサイレンが鳴るのだ。
油断ならない、インドネシア。



駐機場を出て、ターミナル(と呼べるほど立派じゃないが)脇にある喫茶。



木にぶらんぶらんしている、いくつもの実に気づいた。
こ、これはマンゴーではないか!
「マンゴーがなっているね」
「珍しくないよ。こっちでは安いものさ」



訓練機がぐるぐる飛び回るのをさばく管制塔。
強そうなおばちゃん管制官の声だったりする。
周波数122.1MHz。

追い風でもお構いなしに滑走路を指示してくるから、
そんなときは断固断ろう。
着陸するとき、接地が伸びて伸びて、
あらおかしいな、俺こんなに下手だっけ? と思ったら
ぼろぼろの吹き流しが「テールウィンドだよ」と教えてくれた。



操縦桿の右にある、この見慣れないものは?
なんと自動操縦装置ではないか。
訓練で使うことはないけれど、使い方を習っておいた。



蛇行する川。
釧路湿原を流れる釧路川みたいだ。



火山の多いインドネシア。
この山もそうだろうか。
活火山の気配はないけれど。



この日のランチは、ハリム空港内にあるケンタッキー。



音楽CDがついてくるセットにした。
インドネシアの歌のCDでも買って帰ろうと思っていたのだ。
お気に入りのものが見つかれば、改めてCDショップで探す手がかりにしたい。



事務所は近々広いところへ移転するらしい。
そこへ案内してくれた。
まだ工事中ということもあり、シックハウス間違いなしの空気。

天気待ちで暇だったので、空港を探検。
2階には、貨物やチャーター、訓練校など、大小様々な事務所が並ぶ。



その中で見つけた、ある会社の看板。
こういうのが趣味なのだろうか。
たばこを吸っている男が写っているが、この国は喫煙者が多すぎる。
分煙とかそんな発想はないのだろう。

チェーンスモーカーのように休みなくいつも吸っているような人も目立つ。
で、吸い殻はほぼポイ捨てされる。
どうなっているのだこの国は。

駐車場に出てみる。
ジャカルタは日本車・日本のバイクばかりだ。
もちろん、こちらにも工場があって生産している。

行き帰りの道では、バイクの多さに驚く。



駐車場だってこうだ。
もう、ずーっと先までバイクがずらりと並んでいる。



駐車場を挟んでターミナルの反対側にある立派なモスク。
午後、夕方と、お祈りの声がスピーカーから響く。
金曜午後なんて、あちこちのモスクから相当大きな音で聞こえていた。

ちなみに、空港らしく、モスクの塔にも航空障害灯がある。



高速道路で見かけたトラック。
こちらでは、日本語が書かれた大型車をよく見かける。
遠い異国の地で第二の人生を送っているのだな。

ふるさとが恋しくないか。
元気でがんばれよ。
故郷を遠く離れて暮らすのは私も同じ。
でもこのトラックが祖国の道を走ることは未来永劫ない。
思わず、声をかけ励ましたくなる。



いつものようにホテルで夕食。
Buntut Taliwang なるメニュー。
辛くて体が熱くなる。



スープをつけてもらった。
こうやってせんべいみたいなのを入れて食べるスタイルが気に入った。

空港内を散策しても、ウォーキングのような達成感にはほど遠く、
でも体は疲れているのですぐに眠りに入る。

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2010年10月27日

(04) 教官、おだてすぎ

おはようございます。
けさもコーランの響きで目が覚めた。
ゆっくり休んで、順調に腹が減った。



ホテルのフロアの片隅には、景色を眺められる小さなラウンジが。



ホテルのすぐ前を走る高速道路が見える。
毎日、絶望的な渋滞となる。



朝食レストランの、おかゆ&スープコーナー。
おかゆのトッピングが充実しすぎて驚く。
いつもおいしいので困る。
せっかく減量したのに。
帰国したらまた戦いの始まりだ。



ハイウェイの下。
すさまじい渋滞のとき、このたった一本の柱にどれくらいの荷重が?
大丈夫なのだろうかと心配してしまう。
HATI-HATI(ハティハティ)とは、気をつけてという意味のインドネシア語。
そうだね、気をつけなくてはね、いろいろな点において。



駐機場の片隅に、小型機が集まっている。
ハリム空港には4つの飛行訓練校があるらしい。
家が金持ちでないと、こんなところには通えないという。
いずれはエアラインパイロットになり、ますます稼ぐようになる。

この国には自家用つまり趣味で飛ぶという概念はあまりないらしいから、
基本的にみんなプロを目指すのだ。
ある教官にも
「趣味だけで飛ぶの? 事業用(プロ資格)は取らないの?」と
不思議がられてしまった。



思えば、今回訓練する機体の初登場。



世界で売れに売れたベストセラー、
小型機の代名詞ともなったセスナ172。
操縦席はこうなっております。
至ってシンプルです。
狭いです。
古いです。
暑いです。
長時間フライトすると、くたくたになります。



訓練空域にある、広大なヤシ畑。
丘まるごと全部なんだもの、いったい何本あるんだろう。



「日本で飛んでいたならもう分かってるでしょう。好きなことしていいよ」
訓練中とは思えぬリラックスぶり。



バリ出身の教官。
色々科目をやってみせると、
「うまいじゃないか! 生まれながらのパイロットだ!」とか
「もう教えることは何もないよ」などと、相当なリップサービス攻撃。
そんなに私をおだてても何も差し上げられませんぜ。

今まで飛ばしていた機体よりは、C172は簡単だとは思いますけども。



昼休み。
空港の片隅にある食堂へ。



好みの総菜を皿に盛ってもらう。
うまそうだ。
スパイシーなのがいいな。
現地で世話を焼いてくれるスタッフを通じてあれこれ好みを伝える。



飛行学校の訓練生や整備士などなど、
いろいろな人が食べにきてにぎわっている。



事務所にあったテレビの室内アンテナ。
TANAKA?!?!
日本製に見せかけようという努力なのだろうか。



この人物が、航空管制の講習にやってくる管制官氏。
うーむ、うさんくさいオーラ充分ではないか。

講習しながら携帯をいじる、パソコンを出してなにやら打つ、
かなりお気楽な講師である。
毎日事務所にやってくるのだが、本業の管制官は忙しくないのか。

「キミはもうわかっているから今週のうちに試験にしよう」
ということで、さっさと切り上げられてしまう。
まぁ、いいけど。



ということで、きょうもおしまい。



いつも送迎してくれるスタッフのロザンダさん。
東京に住んでいたことがあるとかで、そこそこ日本語を話す。
色々物知りで、質問したらだいたい答えてくれる。
わからないときは、全然違う話に振り返られる…。
下品な冗談が大好きでマイペースな、憎めない人物。
チャームポイントは下あごにチョロリと伸びるヒゲ。



今日の夕食は Buntut Garang Asem なる料理。
牛テールをあれこれ味付けをして、バナナの皮に包んで焼いたもの。



あけると、うまそうな主役がこんにちは〜。
ジャワの伝統料理だそうな。

このように、食べてばかりでウォーキングなどできぬ日々。
やっぱり、こりゃ幾らかのリバウンドは避けられない。

といっても、少しは事情がある。

だいたい、夜、へたに一人で外出したら命の危険があるし、
排ガスだらけの道で有酸素運動をするなんてよほど不健康。
リバウンド対策は帰国してからでもいいのだ、と、自分を納得させる。

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2010年10月26日

(03) 英語で学科試験!

きょうは、ジャカルタの役所「航空局」に出向いて学科試験を受ける。
▼航空法
▼セスナC172タイプレーティング
▼英語
この三科目だ。

インドネシアの航空法なんて勉強したっけ?
不安が渦巻く。



こちらで初めての朝食。
きのうは身体検査だったから朝食もとらなかったのだ。



庭のプールを眺めながら、ゆったりした気持ちで食事。
よいではないか。



ここが今回のお宿、<HOTEL IBIS JAKARTA SLIPI>。
地上17階建て、338室あるという。
slipiというのはこのあたりの地名である。
すぐ前を高速道路も走っている。

滞在中は、基本的にこのホテルと空港などの往復で、
外に出て食事をするとか、遊びに行くとか、観光するとか、
まずないと思った方がいい。
ただ、日曜日は訓練がないとも言うし、そうなると買い物にでも行けるだろうか。

迎えの車に乗り込み、航空局へ。
ビルの前で降ろされ、ドライバーさんは車を置きにどこかへ行ってしまった。
しばし待つ。

ジャカルタでは、道ばたに座り込んだり立ったりしている人をよく見かける。
何をしているんだろう、と、不思議に思う。
ときにはお菓子やミネラルウォーターを売る人もいるが、
何をするでもなく、ただただ、じっとしている人がとても多いのだ。



この人物は、目の前を通る車に向かってOKサインを出している。
謎だ、何をしているんだろう…。
いったいどんな日々を送っているのだろう。
答えは出ない。

ビルの22階にあがり、航空局のオフィスへ。
パイロットの格好をした人の姿もちらほら。
本棚にはマニュアルみたいな分厚いファイルがたくさんある。

大部屋の片隅の席に座れと言われる。
どうやらここで試験をやるらしい。



だってほら、普通のオフィスだよ?

やがて、問題と解答用紙と、何やら書類が目の前に置かれた。
言われるままに必要事項を記入。
制服を着た係官の女性は"Good Luck!"と言ってにっこり笑い、
あろうことか、どこかへ行ってしまった。

問題はすべて四択で、設問もすべて英語だ。
制限時間60分と書いてあるが、誰も計っていない。
それどころか、終わったら次の科目をやってね、というのだ。
では全部で3時間かというと、それすらも分からない。

誰も監督していない試験。
まさに放置プレイ。
これでよいのか。

しかも、問題にだって不備がある。
綴りのミスも見つけたし、三人称単数現在のSが抜けているところもあった。
それより何より、選択肢が重複しているものまで!!

これ一応国家試験だよな。
それにしては超適当。

きょう最大の難敵はインドネシアの航空法。
こんなの誰も何も教えてくれなかったが、どうすればよいのか。

問題を見てみると、世界共通のルールに関する問いがほとんどだから、
それは私にも解けるけれど、
●●FIR(飛行情報区)にはどの州が含まれるか、なんてお手上げだ。
手応えも達成感もないまま、次の科目へ。

タイプレーティングは主要諸元や限界事項、非常操作などを問うもので
出来としてはまずまず。
一方、英語は中学高校程度のものだからほぼ完璧だろう。



それにしても、いったいこの国は役所までこんな調子で大丈夫なのだろうか。
いくつもの疑問を残したまま、航空局をあとにする。



昼間なのに、外は大雨。
ジャカルタ中心部を抜けて、ハリム空港へ。

まずは腹ごしらえ。
事務所の向かいにある食堂で、スパイシーな地元料理を食べることに。



何という料理か知らないが、辛くてうまい。
豆腐や肉などの総菜を自分で選んでご飯の上にのせて食べるのだ。



事務所には、グナルジョさんという人物がよく遊びに来る(中央)。
飛行時間3万時間という、いまではありえない経験の持ち主だ。

青年時代を日本で過ごしたので日本語も話す。
昔、全日空でYS-11のパイロットをしていたそうだ。
中野に住んでいたとか、早稲田の外国人向けの日本語クラスにいたとか、
懐かしそうに色々話してくれた。



空き時間は空港内を散策。
ターミナルの片隅に、控えめに掲げられていたハリム空港の看板。

このほか、航空管制の授業を受けた。
現役管制官が講師としてやってきて、色々教えてくれるのだ。
インドネシアでは公務員の副業も認められているのだとか。
ほかのスタッフによると、訓練生一人いくら、という謝礼が出ている模様。

ただ、この管制官氏の英語がくせもので、
訛りがひどく、何を言っているのか分かるまでに少々の慣れが必要。



夕食はホテルのレストランで Buntut Tuturuga をいただく。
牛テールをカレー的なスープで煮込んだもの。
うまいうまい。

私を出迎えてくれた日本人青年のFさんが帰ってしまったので、
きょうから食事は一人なのだなぁ。

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2010年10月25日

(02) インドネシア航空身体検査

集合は早朝、なんと0630にホテルロビー。
昨夜から飲食は禁止されているので朝食をとる時間も考えなくてよい。



疲れていて起きられなかったらどうしよう、と思っていた。
しかし、杞憂だった。
夜明け頃からあちこちのモスクから響いてくるコーランの調べに
意外なほど心地よく目覚めさせられたのだ。



小一時間高速道路をひた走り、着いたところはこぎれいな病院。



どうも民間航空局の航空身体検査センターみたいなものらしい。
色々くわしく調べられた。
日本のそれと違う検査もあり、興味深い。

面談は上品でソフトな女医さんだった。
英語でやりとりすると言っても、だいぶ忘れていて苦労した。

パイロットはもちろん、
旅客機のキャビンアテンダントも検査を受けるのだとか。
ということで、モデルみたいな美女がたくさんいて目の保養。



ひと通り終わったら、となりにある食堂へ。
B級グルメの見本市みたいだ。



いろいろ世話を焼いてくれる、現地スタッフの女性と一緒に食べる。
食費は訓練料金に含まれているらしく、出してくれるのだ。
おごってもらっているみたいで、なんだか不思議。



ソト・バンドゥン(Soto Bandung)なるメニューをオーダーしてくれた。
野菜やビーフがごろごろ入った、スパイシーなスープ。
辛いものも好きだと伝えると、安心した様子だった。
きっと辛いのが苦手な日本人を相手に、いつもメニュー選びに苦労しているのだろう。



せんべい、と言っていたシロモノ。
麺をかき揚げにしたようにも見える。
スープに割り入れても良し、かじっても良し。
辛いスープによく合う、美味なものであった。



食後、辺りを見回す余裕ができた。
よどんだドブ川の向こうにあるビルにはエアポートサービスと書いてある。
航空関係のビルが集まっている理由を尋ねると、昔ここに空港があったからだとの答え。
なるほどね。



付近に停めてある車のナンバープレートからも、航空関係者のにおいがする。

次は、空軍の病院へ移動して「脳波」だ。



途中、高速の料金所で出会った、バナナ過積載トラック。
下の方のバナナ、つぶれていないのだろうか。



検査を終えて記念写真。



玄関を出ると、DC-3が飾ってあった。
本物を見るのは初めてだったりする。
もう動かないけれど。

で、さらに走って訓練基地の「ハリム国際空港」。



ここで、航空管制の先生と対面し、早速授業。
マンツーマンでセリフの練習みたいなことをする。

試験は筆記と面接の2つがあって、
面接では試験官が管制の役をやって受験者がパイロットをやる。
決められたシチュエーションで、決められた交信をするという試験。

国内の管制通信要領とだいぶ違うので、そこそこ手こずる。



帰りは、さすが熱帯と感心するような大雨。
車のワイパーはほぼ役に立たない。
道もところどころ川のようになっている。
これは本当に大変な渋滞で、ハリム空港からホテルまで20キロもないのだが3時間もかかった。



先に現地入りしていたFさんはあす帰るとのこと。
2回に分けて渡航するのだそうだ。
そこで、ホテル内から出られない私たちにとって、ちょっと豪華な宴会に。



ビールなんて久しぶりだ。
インドネシアの「BINTANG」とは、星という意味だとか。
飲みやすかったが1本でやめておく。



"Sop Buntut"という、具だくさんなテールスープと、
名物 Nasi Gorengを賞味。
うまいうまい。

というわけで、検査結果も聞かぬうちからラマダン明けの大食いの気配。

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2010年10月24日

(01) 初の南半球

インドネシアに渡って飛行機の操縦訓練を受けることにした。
車の合宿免許よりももっとハードな日程をこなし、
たった2週間で訓練を終えるコースだ。

これなら、2人乗りのモーターグライダーに加えて
4人以上乗れる飛行機が操縦できるようになる。
家族みんなでフライトするのも夢ではない。
妻もOKしてくれた。

インドネシアでは、航空身体検査の制度が日本のそれと大きく違う。
日本やアメリカなどでは、旅客機などプロのパイロットと
我々のような趣味で飛ぶ自家用との間で審査基準に差がある。
つまり、アマチュアはプロに比べると少し緩い条件でよいのだ。
少しくらい悪いところがあっても、支障がなければまぁ飛べる。

しかし、インドネシアでは基準が一つ。
プロもアマチュアもないというのだ。
つまり、プロ並みの条件で調べられるということか?
しかも、空軍で検査を受けたりするというからなんだか手強い印象。
そうなれば、ちょっと自信がない。

そこで、この夏から激しい減量に取り組み、9キロ減らすことができた。
さぁ、これで通してもらえるかどうか。



腕までが細くなってしまい、時計がゆるゆるになってしまった。
時計を見ようとしてもいつもそこになくて都合が悪い。
出発前日、量販店に寄って腕時計のブレスレットを短くしてもらった。



現地で使おうと発注した刻印入りipod touchも届いた。
ただ、自宅のワイヤレスLANに追加する設定で手こずり、
あまり眠らずに出発することに。

06時に自宅発、松屋で納豆定食を食べて、久々の成田空港へ。
保安検査はJALの上級会員専用レーンを使い、速くて快適。
イミグレーションも空いていた。
サクララウンジには入ったが、ネットにつないだり電話をしたりして
「行ってきます」の挨拶をしたくらいで、時間が迫って搭乗口へ。



搭乗機、ジャカルタ行き。
JL725 B777-246 JA710J

非常口そばの足下の広い、右の窓際席。
チェックインでは隣が空席とのことで期待したが、結局ふさがった。
前方はともかく、隣とは窮屈な思いをしながら、7時間の空の旅。



巡航高度、FL360(36000ft)。

機内エンターテインメント設備で韓国のコメディー映画を選んで鑑賞。
見終わってもまだまだ時間がある。
寝不足解消に努めたり、立ち上がってストレッチをしたり、
機内モードにしたipod touchで遊んでみたが、暇だ。

じっくりと本を読んでもいいが、身体検査前に目を疲れさせたくない。
もちろんipod touchも長く遊ばずに仕舞うことにする。



そうこうするうちに、人生初の赤道越え。
ついに南半球へ。



途中で高度を上げ、FL400(40000ft)。
赤道付近では、こんなに高く上がってもまだ上に雲があるのね。



定刻より30分ほど早く、ジャカルタ・スカルノハッタ空港に到着。
外は雨である。
イミグレーションには長い行列。
このあと、手荷物を受け取って税関にさらに並ぶ。
古い空港で仕方がないのか。



出迎えのスタッフと、先に訓練に来ている日本人青年と合流し、
車でホテルへ。



部屋は12階。
少し年季の入ったビジネスホテル風。





掃除は行き届いているようだ。



ベッドも広くて寝返り打ち放題。



水は、現地スタッフからペットボトルを大量に渡された。
歯磨きもこれを使えとのこと。
ジャカルタでは、水道が汚染されているらしいのだ。
顔を洗って目に入ったりしても本当に大丈夫なのか。
うーむ…。

ネット接続はあらかじめ申し込み・支払いが必要。
LANケーブルや接続口が見つからずフロントに電話したら、
無線LANのアクセスコードを渡すから取りに来いとのこと。

受け取ってipod touchでログインすると、
ノートPCからはさすがにアクセスできなかった。
でも、ipod touchでは快適。
skypeもtwitterもmixiもできる。

ただ、このアクセスコードは7日有効だが翌日変わると言っていたので、
また取りに行かなくては。

ということで、インドネシアの基地ができた。
あすはいよいよ最大の難関(?)、航空身体検査。
何とかなりますように!



おやすみなさい。


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